硬度による分類ほどは使い分けの目安にはなりませんが、 ペーハー値によっても、その水の適性がわかります。ペーハー値とは、正確にいえば溶液中の水素イオン濃度を表す数値のこと。

わかりやすくいえばその溶液が酸性かアルカリ性かを示す目安です。ph7・Oを中性とし、それより数値が大きくなるとアルカリ性、小さくなると酸性を示します。小学生の時にやったリトマス試験紙を使った実験を思い出す人もいるでしょう。

人間が飲む水としては、当然ながらアルカリ性や酸性が強すぎるものは向きません。飲めないということはありませんが、健康への適性を考えれば弱アルカリから弱酸性くらいの水がふさわしいと考えられています。

ミネラルウォーターのペー(I値はだいたい5・Oから9・Oの範囲に収まるものが多く、このうち、ph7・1?8・Oのものを弱アルカリ性ミネラルウォーター、ph6・O?6・9までを弱酸性ミネラルウォーターと呼びます。

弱アルカリ性ミネラルウォーターは、健康促進に効果があるといわれています。そもそも人間の健康時の血液は、常にph7・35?7・45の弱アルカリ性に保たれているため、弱アルカリ性の水は体内に無理なく吸収されるからです。とりわけphを調節する機能が未熟な乳幼児にとっては、より負担が少ないと考えられます。 。弱酸性のミネラルウォーターは、化粧水がわりに使うのに向いています。それは人間の皮膚や髪の毛の表面が、弱酸性のペー(I・バランスだからです。

それよりも数値が低い酸性の水になると、弱い殺菌効果がありますから、うがいや洗顔に用いるのもいいでしょう。また腐りにくい特性があるので、災害時に備えて長期保存するのにも向いています。

弱アルカリ性のミネラルヴォーターには、ph7・2の〈エビアン〉や、ph7・4の〈六甲のおいしい水〉、ph7・3の〈コントレックス〉など。弱酸性のミネラルウォーターには、叫6・4の〈屋久島縄文水〉やph5・8の〈スパ〉などがあります。